手作り結婚指輪のブランドは面白い!
独自路線を突き進むブランド
手作り結婚指輪のブランドの歴史を見ると、意外な事実にたどり着きます。大半は、最初から結婚指輪を提供する目的で設立されたブランド。中には指輪の「ゆ」の文字も触れていないブランドが手掛けている結婚指輪もあります。
他のジュエリーブランドにはない独自の視点で作っているので、個性豊かな結婚指輪が揃っています。
元時計屋ブランドの結婚指輪
海外ブランドの場合、設立当初は時計屋さんだった所が多く見られました。特にスイスのジュエリーブランドは、元時計屋が多く見られます。時計はかなり精密にできており、少しでも手元が狂うと時間が大きくずれてしまいます。機械生産ではなく手作りというのだから、ただ驚くしかありません。
時計作りで培った技術を活かして生まれたのが、結婚指輪です。時計屋にルーツを持つブランドの場合、結婚指輪と時計が同じショーケースに並んでいる光景を目にするでしょう。なお時計屋が指輪を提供しているのは、日本でもよく見かけます。
万年筆ブランドの結婚指輪
万年筆でおなじみのパイロットも、結婚指輪を提供しているブランドの1つ。一見単純な作りに見える万年筆ですが、構造はかなり複雑なものです。少しでも作り方を間違えてしまうと、文字が書けない万年筆が完成するでしょう。パイロットが手掛けているのは、美しい文字が書ける万年筆。美しい文字の秘密は、パイロット独自の高いレベルの貴金属加工にありました。貴金属加工の技術を活かして生まれたのが、結婚指輪です。派手さは見られないものの、繊細なデザインが特徴です。
文房具ブランドの結婚指輪
面白いのがアメリカのブランドです。本店が映画の舞台にもなり日本でも人気が高いジュエリーブランドの場合、当初は文房具を取り扱うブランドとして設立されました。後にヨーロッパの貴族から安い値段で宝石を入手したことにより、ジュエリーにも着手。世界から選りすぐりのクラフトマンを集めて、最高の結婚指輪を次々と送り出してきました。
今回取り上げたブランドは創業当初はどういう形であれ、共通しているのは腕利きのクラフトマンの存在が大きいです。